同窓会会員の皆様におかれましては日頃より同窓会活動に対しまして多大なるご理解、御助力を賜りまして厚く御礼申し上げます。
新しい年を穏やかに迎えた矢先、能登半島地震が起こり、石川県や隣接各県にお住いの同窓会員、ご家族の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。一方、コロナ禍は5類に移行されようやく日常が少しづつ取り戻した感があります。
そのような中で去る3月12日に武蔵丘高等学校創立80周年記念事業の最後の事業として中西進先生による同窓会主催の特別記念講演会が開催されました。本来ならば令和2年6月10日に実施予定でありましたが、新型コロナ感染症のため東京都教育委員会より全学での会合や集会が禁止され、同窓会と高校側は苦渋の決断をしいられ中止並びに延期を余儀なくさせられてしまいました。誰のせいでもないのですが新型コロナ禍の社会情勢では致し方ないと思います。コロナ禍が5類に移行され漸く東京都教育委員会の新しい方針も示され、5年越しの中西進先生による特別記念講演会が実施の運びとなりました。
中西進先生はご承知の通り旧制都立武蔵中学校の2回生のご卒業(昭和22年)であられます。令和という元号の考案者としてマスコミで報道されているところではありますが、ご本人は否定されております。特別講演のタイトルは「若き友へ~無窮なるものを~」で在校生1・2年生631名、教職員70名の他、卒業した3年生を含む同窓生と武陵会会員を含めた800名弱の聴衆を前に、午後2時より3時までご講演いただきました。
中西先生は平成25年に文化勲章を受章された折、在校生に特別講演をされており10年ぶりの母校での講演でありました。生徒たちからも多くの感想文が寄せられその内容は感動を受けたと多くありました。時代を生きること、人生とは、青春とは、そして無窮について熱く語られました。
我々同窓生も素晴らしいお話に感動いたしました。周年事業もこの特別記念講演会をもちまして完結いたしたことのご報告と、中西先生はもとより同窓生の皆様には大変お待たせ致したことをお詫び申し上げるとともに、ご協力頂いたことに同窓会執行部一同感謝申し上げます。
武蔵丘同窓会は非日常が続く社会の中にあって、母校への援助はもとより人材育成も含め、次なる同窓会組織づくりに努めておりますので、お力添えを強くお願い致します。3年後には新校舎改築に伴い現在借用している同窓会室を出なくてはならず、外部への移転借用費用はかなりの額になります。当会の財政が危機的な状況にあることをお察し頂き年会費、多くの寄付金のご協力をお願いいたします。
最後に会員の皆様には今後とも絶大なるご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げご挨拶といたします。